8月21日(金)の通院以来、朝晩の1日2回、リーゼ・ミラドールの服用を行っていた。8月下旬の妻の両親との旅行では、体調不良・抑うつ状態が発生したが、東京に戻ってからはしばらくは穏やかな日々が続いた。


職場の飲み会があっても、決してアルコールは飲まなかった。ジンジャエールで我慢した。
私はもともとお酒が大好きで、量もたくさん飲む方なのだが、医師から薬の服用とのアルコールの併用は止められているので絶対に飲まなかった。


週末は近所の川沿いをランニングする。1回あたり5km~8kmくらい。身体を動かした方が良いとの医師のアドバイスがあったからだ。
あと、中年になるにつれて浮き輪となってきた腹の周りの肉を落としたいという気持ちもあった。スマホアプリ「Runnastic」を起動して走る。


とは言っても、毎日が完璧な状態ではなく、例えば、手元のメモによると、9月8日(火)の夜は若干抑うつ、9日(水)も日中は抑うつだったとある。
また、9月10日は起床予定時間より2時間早く目覚める早期覚醒、寝起きから胸が苦しい。何よりも、仕事がヒマで窓際族的なポジションにいて憂鬱になっていた


当初の繁忙が嘘のようにヒマになってしまっていた。ここまでやることがないと、悲しい。先生には「ヒマ=ラッキー」と思ったら良いと言われているが、人間そんな単純じゃない
なんというか、自分の満足感・達成感・貢献感もないし、無価値感を毎日味わうことで、気持ちがどんどんダウンしてきて抑うつ状態になってしまう。毎朝出社してきてやることがないつらさを想像してみて欲しい。1日8時間は最低あるのだ。ネットサーフィンを8時間もやるわけにはいかない。


それでも、前回通院から1ヶ月後の9月18日(金)に通院した時には、今後はリーゼ・ミラドールを朝1回のみ服用することになった。
私も4月から患っているこの体調不良を早く脱したいという思いが強かったし、先生から「どうしますか?」と聞かれて、「1日1回だけに減らしてください」と答えたのを覚えている。


毎朝、朝食後にリーゼ・ミラドールを飲んで会社に行く。手元のメモによると、9月20日~24日、10月10日~11日はお腹の不快感はあったものの、抑うつ(悲観的・気分の落ち込み)はなかったとある。そのため、9月18日(金)~次回通院の10月16日(金)までは比較的調子の良かった1ヶ月間だったと思う。この1ヶ月間は仕事もそれなりに振ってきてほどよく仕事も出来ていた印象だ。


10月16日(金)。心療内科に通院し、9月の好調の旨を伝えて、今後はミラドールのみの頓服とすることになった
「やっとここまできたか!」という気持ちで、内心嬉しかった。今まで苦しみに苦しんできたが、やっとミラドールだけの頓服になったのだ。


私は頓服とはいえども、できる限りは服用せずに、このまま薬からはおさらば=卒業したいと考えていた。
そして、その気持ちは早々に裏切られ、現在に至るまでの地獄の1ヶ月が始まることになる