カテゴリー「薬のこと」で書いているリーゼ5mgについての記事が、当ブログで一番読まれる記事となっています。やはりリーゼは精神科だけでなく、内科でも処方される薬ですから、「これはいったいどんな薬なんだ?」と気になって調べる方が多いんでしょうね。

なお、リーゼは抗不安薬の中では最弱とはいえ、依存性があるのは間違いないので、服用については担当医さんのアドバイスに従っていきましょう。間違っても、自分勝手に量を増やしたり、減らしたりしてはダメですよ。

さて、今日は私が毎朝飲んでいる「サインバルタ」について書いていきたいと思います。本記事の執筆にあたって、せせらぎメンタルクリニック,うつ病の薬 現役薬剤師による完全ガイド、心のサプリ、などのサイトを参考にさせていただきました。


1.サインバルタとは
20104月に日本で発売されたSNRIに分類される抗うつ薬です。うつ病・うつ状態を回復させるほか、うつによる疼痛(身体の痛み)にも効果があります。カプセルには20mg30mgの2種類があり、規定量は140mg60mgです。私も毎朝40mg20mgのカプセルを2個)を服用しています。かれこれ3ヶ月くらい飲んでますかね。

2.特徴

①薬価が高い!

2010年に発売された新薬となり非常に高価な薬です。ジェネリックもありません。私は2週間に1回くらい通院しているのですが、1回あたり3000円くらい払ってますね。14日で20mgのカプセル28個で3000円ですから、自己負担で1カプセル100円を超えています!高っ!!


②「意欲」や「やる気」を改善させる

従来の抗うつ剤が苦手としていた「意欲」へ効果を示します。意欲低下が主体のうつ病の患者さんや他の抗うつ剤で意欲が今ひとつ改善しない患者さんによく用いられるとのこと。難しい話だと、気分の落ち込みや不安を改善させる「セロトニン」と、意欲や気力を改善させる「ノルアドレナリン」の2つを増やしてくれるそう。


③痛みに効く!

うつ病患者さんの薬6割には何らかの痛みを伴っているという報告があります。サインバルタは心因性の疼痛に効果を認めます。私も、胸が痛かったり、心臓が痛かったり、胃腸が痛かったり、所見のない身体の不調が多かったのですが、サインバルタのおかげか、痛みはすっかりと和らいでいます

3.デメリット

薬価が高いことを除けば、あんまりないと思います。副作用も少なく、離脱症状もあまりないとのこと。かなりイケてる薬なので、世界的にみれば多く処方されており、2012年度の世界の全薬品売上ランキングでは向精神薬で唯一第10位にランクインしてるとのこと。

いやー、つらつら書きましたが、サインバルタは良い薬ですね!私もかなり助けられています。サインバルタを処方された方はしっかりと服用するようにしましょうね。



※追記(2016年12月19日)

離脱症状もあまりないと書いたのですが、自分が減薬・断薬した際には様々な離脱症状が発出し、慎重に慎重を期してサインバルタとさようならをしたので、あわせてご参考にしてください。


サインバルタの減薬スタート!(2016年5月23日)

サインバルタの離脱症状が続々と出現中(2016年6月1日)

サインバルタの減薬 30mg→20mgへ(2016年6月17日)

サインバルタを隔日で減薬中(2016年7月14日)

サインバルタの離脱症状「脳が揺れる」「視界が回る」(2016年7月25日)