やはり、困ったときは「古典」に当たることが重要である。


ここ最近のアポでの連敗、ナンパへのモチベーションの低下、仕事での不全感など、どうも毎日上手くいっていない。上手く行っていないというか、今を生きている(Seizing the Day)実感に乏しい。目に見える世界がカラフルに映らない。


そんな状態でナンパに行っても普通に地蔵してしまうし、オープナーも上滑るしで結果は伴わない。アポに臨んでも、ゴールは生まれないどころか、まともにシュートを打つ状態にたどり着けない。仕事も身が入らず、今日も一日終わってしまったなあ、価値を生み出せなかったなあという不全感に襲われる。


そんな中、自分の過去のブログを読み返したり、日記を読み直したりして、改善の糸口を得られないか探していたところ、以下の金融日記のバックナンバーにたどり着いた。



○第93号 初級プレイヤーが経験するスランプとACSモデル入門

https://note.mu/kazu_fujisawa/n/n7c790525e0e5





そう俺はスランプに陥っているのだ。


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そして、恋愛も仕事も、結果が伴わない、エキサイティングに感じないのは、「情熱の欠如」が原因なんだということに気がついた。



俺が初ゴールを決めた後や、「モテているな」と感じていた時に比べ、より多くの金融日記の主要バックナンバー、ゴッホさんの『恋愛工学の教科書』やニール・ストラウスの『THE GAME』といった書籍、多くの先輩プレイヤーのブログ、同志達のコメントを得ているのにも関わらず、結果が伴わなくなってしまっている。


これについては、金融日記第93号の冒頭論文に書いてあるとおりの状態にあると言える。



恋愛工学を試しはじめたばかりのときは、俺は完全なるセックス不足の状態だった。せいぜいスマホの動画でこっそりオナニーしたり、1万円札を握りしめてヘルスに行くくらいしかできなかった。


つまり、ナンパを始めたことで、知らない女性と会話をする、セックスする、というその行為自体が最高にエキサイティングだった。


さらに、ナンパした女性と番号交換できた、アポを組むことができた、こんな風にルーティンを使って積極的に口説いている、同時に複数人の女性にアプローチしている、というその自分の行動自体にも興奮していた。


何もかもが初体験で、とても刺激的なことだった。


だから、毎日世界がカラフルに見えた。はじめて近所のあの曲がり角を曲がって先に行ってみた幼少期のように。俺の目は好奇心旺盛な少年のようにキラキラしていたことだろう。顔の表情も明るかったはずだ。チャレンジする自分のことが好きになるから、更にチャレンジを重ねるというスパイラルに入っていた。


以下は金融日記からの引用だが、世界的な動物行動学者であるデズモンド・モリスの『マンウォッチング』によれば、人間の動作の信頼尺度(嘘をつけない度合い)を順番に並べると次のようになるという。


(1) 自律神経信号(動悸、発汗、瞳孔が開く、顔が赤くなるなどの生理的反応)

(2) 下肢信号(貧乏ゆすりなどの足の動き)

(3) 体感信号(身体の姿勢)

(4) 見分けられない微妙な手の動き

(5) 意図がわかる手のジェスチャー

(6) 表情

(7) 言葉


(1)(4)での非言語コミュニケーションで、意識的にコントロールするのは難しい、嘘をつけない領域だ。(5)(7)は勉強や訓練によって対応できる領域だ。(7)など、数多くのスクリプトやルーティンを学んできた。


情熱が欠如してしまっている状態だと、いくら(5)(7)を頑張っても、(1)(4)が付いてこないので、全体的な一体感に欠けた男となってしまう。言葉やルーティンが上滑っている状態で、嘘くさい。女性はロマンティックな雰囲気になれず、違和感を感じてしまう。


情熱の欠如のみならず、ベータ化しているときもそうだろう。ベータ化してしまっては、(1)(4)での非言語コミュニケーションがネガティブなものになり、(5)(7)のレベルで頑張っても、相手を魅了できない。


何もかもが初体験だったときは、少年のようにワクワクしながらポジティブなマインドで臨んでいたため、(1)(4)がとても良い状態だったと思う。(5)(7)がまだまだ荒削りだとしても、メッセージが相反することはなかっただろう。


ナンパやアポがルーティンワークに成り下がってしまった時に発生する状態のようで、藤沢所長は、解決策として、以下の2つを示した。


(1) ナンパをしばらくやめる。空いた時間に、地道に自分のバリューを引き上げる努力をする。


→メンタルヘルスのためにも、完全にやめるのは難しいが、自分にプレッシャーをかけてやることはやめようと思っている。女の子と楽しい時間を共有しようというマインドで、いつでも笑顔で行くようにしよう。そして、ジムに行って身体を鍛えてファンダメンタルズバリューを上げたり、読書をしたりしよう。


(2) 狙う女のレベルをひとつかふたつ上げる。


→情熱の欠如という観点からは、心から魅力的だと思う女性だけを狙っていくのは良い案だと思う。とびっきりの美女だ。ただ、セックス不足の今の状態でこのレベルにアプローチするのは困難なので、とびっきりの美女を狙いつつ、Easy Win Firstの原則に従い、セックス不足の解消に努めていきたい。



また、最近、仕事への情熱の欠如を感じている。同じことの繰り返しのように思えてしまい、いろんなタスクに取り組んでいても、落としどころというものが見えてしまう。


同じような人、同じような内容、同じような結末。きっと、挑戦が少なくなってしまい、日々、自分が吸収・成長している実感が弱くなり、自分に不全感を感じてしまっているのだろう。


ここ1年間はめちゃくちゃギバーの精神で走り続けてきた。一段落ついて、仕事もある程度習得し、次に登る山を探しているんだろう。自戒になるが、こういう時こそ、目の前の些細な仕事を一つ一つ堅実に積み上げていくしかないんだと思った。そして、新しくチャレンジできることがあればやってみる。できる限りのリスクをとっていこう。


前向きに笑顔で生きていこう。