ストレスを感じて、不安や抑うつに苛まれているとき、ノートに思考と感情を書き出して、「これからどうするか」を書くことが、いち早く精神的なダウンから立ち直る方法だと過去に何度も書いてきた。



これからどうするかは、未来への思考である。そして、未来に何をすべきかの自分なりのアクションプランを打ち出すことでもあり、次に自分が何をすべきかが明確になっていれば、それを試行してみるだけになるので、悩みが一気に減り、人生がシンプルになる。






とはいえ、ストレスでメンタルがやられていたり、体調が悪かったり、なんとなく気持ちが向かなかったりで、「これからどうするか」を考えること自体のハードルが高かったりする。



そんな時は、「泣きごと言ってもはじまらん」と心の中で唱えてみよう。


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これは当たり前なのだが、いつでも100%の体調や精神状態でいれるわけがないのだ。



仕事が忙しくて睡眠不足だったり、外出時の服装や髪型に納得がいってなかったり、何かしようにもそもそも手持ちのお金がなかったり、俺たちはいつでも100%じゃない。


どうしても変にストイックというか、完璧主義になってしまって、万全の状態で臨みたいと考えてしまいがちだし、そのために一生懸命準備してしまう。


万全の状態を臨むことは素晴らしいことなのだが、そもそも万全の状態になること自体が難しいので、「これからどうするか」を書くときだって、しっかりとしたアクションプランを打ち立てる集中力が作れないときもあるだろう。



でも、「泣きごといってもはじまらん」のである。目の前にやるべきことがあるので、今のありのままの状態で開き直ってやるしかないのだ。



ノートに書く文章や打ち立てるアクションプランも完璧な物が作れるかどうかわからないけど、書くしかないのだ。今の現状でできる限りのことをやっていくしかない。



さらに、やりたいことがある場合、



・でも、今あんまり時間がないから
・もっとお金を貯めてから
・自分の中で準備ができたら
・今の仕事が来年には落ち着つくからそれから



などなど、今やらない理由を作ってしまう。これらの理由はもっともなのだし、自分的には腑に落ちるだろう。



やらない自分を正当化するため、認知的不協和の解消のため、あれこれ「・・・してから、やる」と思えば楽になる。



でも、そんな風に準備が整う万全の状態なんか来ないのだ。6割くらいの準備しかできてなくても、完璧に用意できてなくても、手持ちのコマでやりくりするしかない。


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完璧な状態を求めすぎてしまうから、幸せから遠ざかってしまう。



もっと無様な状態でも、アクションを起こせるようになろう。



心の準備が整ってない状態でも、とりあえずポチってみて、手持ちのカードでベストを尽くす、この考え方を持とう。




きっと、違う世界が見えてくる。